2017年11月3日金曜日

10月25日 穴滝ー遠藤山ー天狗山 登山

 4時過ぎに起床、朝食を食べ6:18の始発バスに乗る。セブンで昼食を買い天神行きのバスに乗り換えようとしたが発車してしまい乗り損ねた。6:42発なのに6:52発と勘違いしてしまいのんびり買い物をしてしまった。やはり朝は頭が重くてだめだ。7:00のバスまで待つことになった。

 林道に入ると藪の中でウグイスの地鳴きが聞こえる。麓の森は半ば葉を落とし晩秋の様相を呈していた。



 穴滝を見た後、遠藤山(735.3m)に向かうにつれて木々は次第に葉を落とし残雪が深くなってきて、和かんじき程の足跡が見えてきた。先に進むと次第に爪跡まではっきりとしてきて、ヒグマの足跡であることが確かになった。流石に緊張感がでてきたが、この地域はヒグマの密度は低いので敢えて熊スプレーは持参してない。

 しばらく山頂へと向かう足跡と共に歩いていくと、すっかり葉を落とした樹冠にツグミが群れている。どこまで続くのだろうと思っていたが、足跡は登山道を左に外れ笹薮に入っていった。どうしようか迷ったが、僕も足跡を辿って行くが途中でわかりにくくなっていた。地形図は持ってきたが、だいぶ前にコンパスはなくしており持っておらず現在位置を見失う危険性も生じる。ここで体力を消耗すると毛無山を越えるのは難しいこともあり、深追いするのはやめにした。

 遠藤山にはお昼前に着いた。地形図では毛無山から忍路に抜ける道があるのだが、それらしい道はブッシュに覆われていたので、見知らぬ林道から於古発山(708m)方向に向かった。予想通り於古発山の登山道に合流し昼食をとる。稜線状を縦走していると、北大の教員をしていたという登山者にあったが、同じ所で熊の糞を見たことがあるとのことだった。
  
 天狗山山頂(532m)に到着、疲れたのでロープウェイで下山する。ツグミの群れがよく見られたが、結局近くで撮れたのは最初のウグイスのみだった。終日晴天 
 15:09 帰宅  28631歩 14.3km



2017年10月9日月曜日

オグロシギ IUCN(国際自然保護連合)準絶滅危惧


2019年9月19日 火曜 
 ほぼ2ヶ月ぶりの撮影となってしまった。
4時すぎ起床。5時過ぎに家を出ると、昨日までの台風の影響で空気が生暖かい。なんとか39分の始発の列車に間に合った。
 コンビニで朝と昼食を買い、海岸を進む。石浜でキアシシギが飛び去る。砂浜でトウネンを1羽 確認。
 疲れを覚えて砂浜の土手で休もうとすると、潜んでいたキアシシギらしき個体が1羽逃げ去って、砂浜に止まろうとした瞬間、ハヤブサが飛んできて摑んで飛び去った。僕の行動が一枚絡んでいることを思うと複雑な心境にもなった。そうこうしていると彼方に虹が架かっていることに気がついた。聖書においては、洪水で地上が全滅し方舟に乗ったノアの家族と動物だけが生き残った話だが、もう二度と洪水で人類を滅ぼすことはないという神の約束の証が虹である。そうだ、生命を司っているの神なのだ、ということを気付かせてくれた。気を取り直して前に進んだ。
6:55
 空模様は台風一過の晴天という訳には行かず、東側は晴れてはいるものの、西側はどんよりと低い雲が立ち込めていた。

 台風の影響で漂着物が散乱している中にメダイチドリ4羽にチュウシャクシギ2羽が混じっている。しかし警戒心が強く中々近づけない。
9:21 メダイチドリ 

 目の調子が悪く前方の視界がぼやけている。そのため近くにまで接近していたチュウシャクシギに気付くのが遅れ何度がシャッターチャンスを逃してしまう。
の河口まで辿り着くと、海面にシギチドリ類が2羽、採餌している。シギチドリ類が海面に浮かんでいる姿を見たのは初めてで驚いた。アカエリヒレアシシギだった。なるほどその名の通り足にヒレがあるから泳げるのだ。そういえばこの近くの沼で夏羽の赤い個体が浮かんでいるのを見たことがあった。 
9:44



10:14 チュウシャクシギ



別のチュウシャクシギかと思ったらオグロシギ3羽だった。12:35

 13:20
13:41

 オグロシギは近づいても逃げず、7,8メートル位の距離で平行線となって撮影していた。帰りの道のりを考えるとそろそろ体力的には限界で、引き返すか迷っていたところ、何の前触れもなく突如ハヤブサが急襲した。しかし3羽とも何事もなくあっさりと飛び去っていった。僕は気配すら感じなかったが、私にも注意を払いながら、いとも簡単にハヤブサを察知する能力に驚かされた。ということはどんなに人間が注意したところで彼らの方が先に気付いているのだろう。大事なことは気付かれないことよりも、危険と見なされないことなのだろう。
 これで迷わず引き返すことができた。今日は雨が降ったり止んだり晴れたり、雷があったりと不安定な天気で何度も雨具を着たり脱いだりして大変だった。列車に乗る前にカフェレストランで焼きスパゲティを食べた。
その他の出現鳥類:ミサゴ、オオタカ、カワラヒワ100以上。
17:10帰宅 36595歩 18.2キロ

2017年7月27日木曜日

水平線に沈む夕陽 午後7時09分


2017年7月22日 晴のち曇
11:50現地着 
 ハヤブサは遠くの岩に1度、日没1時間前に近くに現れたのみ。幼鳥の姿はないことから、繁殖はできなかったと思われる。
 ミサゴは雛3羽が大きくなっている。日の入り時には親鳥1羽が営巣地に入っていたが、通常は雛のみで過ごしている。
午後6時17分 日没48分前の夕景

2017年7月18日火曜日

アオバトは4,5羽しか現れず。

2017、5、29 月曜 晴れ

4:25起床、5:00外出 始発に乗り6:20に現地に到着。途中キアシシギ2羽に出会う。


 撮影地に着くとゴミが散乱していた。漂着したものだろう。昨年ゴミ拾いしてきれいになったのだが、またやらなければ。




2017年5月16日火曜日

5月6日 凛とした眼差し



5月6日土曜日 薄日が射したり曇ったり

 株式の遺産相続手続きや歯医者、父の納骨などもあり18日ぶりのフィールドとなってしまった。
 5:00ごろ目覚めるも体が重くて朝食後の10時に出る。
ソレルの防寒靴からメレルのトレッキングブーツで歩いて行く。
 途中の車道脇で、美しい新緑に混じりアオジの雄と遭遇する。


残念ながらエゾヤマザクラの見ごろは過ぎていたが、平地と違いまだ咲き残っているものもあった。



11:30に撮影地着。オオカメノキ開花
エゾライチョウが今日も鳴いているが決して姿を現さない。


12:39 トビが樹皮のような巣材をくわえていた。


13:49 ミサゴは朝と昼の2回出ただけだった。



 昼ごろに営巣地でハヤブサが一度鳴いたが、2:28にようやく姿を現した。こちらに向かってきて岩陰に隠れたかと思いきや、目の前の岩に止まった。予期せぬ所に人がいたせいか、少し驚いているようにも思える。



 ここの個体は喉に膨らみがあるが、この個体はすっきりしているので、別の個体のようにも思える。眼光鋭く精悍な印象だ。そのせいか30秒程で飛び去ってしまった。


崖下の新緑に映えるムラサキヤシオ


ミサゴ抱卵中



17:50 日没1時間前、ハヤブサが営巣地に戻ってきた。撤収 
19:00 徒歩で帰宅 

アマツバメ今期初認

着用装備
上衣:アンダーシャツ3枚、ソフトシェル、中厚手のダウ 
   ン、アルパインジャケット、中厚手手袋
下衣:タイツ、ソフトシェルパンツ、アルパインパンツ

レンズ:300mm、テレコン1.4

 2日後の夜、喉がやたらと痒いと思ったら草かぶれだった。知らずにウルシの芽吹いた葉のそばにいたのかもしれない。顔も腫れてきて試合後のボクサーのようだ。1,2週間は痒みに耐えなければなるまい。

2017年4月27日木曜日

4月25日 営巣地の林内に戻ったハヤブサ





2017年4月25日 晴のち雨 
 なんだかんだと19日ぶりの撮影となってしまった。前夜のうちに装備を準備し10:30には寝床に着いたせいもあって、日の出には1時間も早い3:34に目覚めた。小さなバナナを2本食べて4:37に家を出る。当然バスはないので、ソレルの重い防寒靴を履いて歩いて行く。途中のコンビニで2食分買う。
 5:38 登山途中ミサゴの営巣地を確認すると番でとまっていた。


5:51 山頂に辿りつき大きな岩を確認するとトドが1頭だけ寝そべっていた。


 撮影地点には6時に到着した。インナーダウンの上にアルパインパンツを履き、ダウンを着て準備を整える。
 朝方はウソがはかなくも美しい声で鳴いている。シジュウカラの群れが枝をつたって頻繁に北えと過ぎていく。時折、美しいオリーブ色をしたメジロも3羽ほどの群れで過ぎていく。ヒヨドリも甲高い声で鳴きながら姿を見せる。
 7:49 崖下の海上をミサゴが飛ぶ。


 天気は良く風もなく穏やかだったが、風が吹きすさぶようなって寒くなってきた。白金カイロに火を入れてきて良かった。しばらくして風は止み、気温も上がり、横になったりしてくつろいでいた。上下のダウンを脱いでも暑いぐらいだ。日中、イワツバメは数十羽と数を増していた。イソヒヨドリが岩場に姿を見せたがすぐに逃げた。
 ハヤブサは一向に現れず、シャッターチャンスは全くない。7時間たった1時を過ぎたころ、さすがにあきらめかけて帰る時間を考えていたが、颯爽とハヤブサがやって来た。


13:20 営巣地付近の枝にとまった。木に止まるハヤブサを撮るのは初めてだ。大きさからも雄だろう。雌は抱卵に入っていると思われる。50秒程で飛び去った。
 突然、「ビュー」という激しく風を切る音がしたかと思うと、カラスを追い払っていた。ここをテリトリーとするハシブトガラスの番だ。30mはあるにもかかわらず、これほど強い風切り音をこれまで聞いたことがない。その後もたびたび見られた。



その後、ミサゴも何度か姿を見せるようになった。



 予報どおりくもりだし3:15に撤収。すぐに雨が降り出し、ザックにレインカバーをかけて、高台の方に下山した。道沿いにいくつもカタクリが咲いていた。



 木本のナニワズも2,3株見られた。


 高台からはアザラシもトドもいな確認できなかった。初冬には居たという事だったので早々に北に向かったのかもしれない。今年はアザラシを見る事ができなかった。
 4:10のバスで帰宅。用意した防寒グローブは使わずじまいだった。

その他の主な確認種:コゲラ、アカゲラ、ハシブトガラ

2017年4月13日木曜日

4月6日 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR レンズ デビュー

 ニコンのキャッシュバックキャンペーンが3月末まで延長になったことで、いつかは買おうと決めていた300mmF4レンズと1.4倍のテレコンバーターを前倒しで購入した。
 同型のレンズでは他社より格段に軽い755gの軽量コンパクト化を実現した。ちなみにキャノンよりも435グラムも軽い。なんとフードを付けたままでもザックに横向きで詰められる。
 2万円の返金により、自然故障・物損の保険料込みで23万円ほどで、金銭的には非常に厳しくなったが、どうせ買うなら今でしょ、と勝負にでた。
 

2017年4月6日 朝のうち晴のち曇

 予報では午前中は晴であったこともあり、思い切って撮影に出ることにした。ザックに新しいレンズを詰め、朝食を食べずに7時過ぎに家を出た。コンビニで朝と昼の食事を買い朝1番のバスに乗る。
 7:56 高台から入り江を見渡したがアザラシはいない。大きな岩にはもうトドはいなかったが、岩の一角に夏鳥のウミネコがオオセグロカモメやウミウに混じって群れを成していた。



 ハヤブサを求めて山頂を目指す。さすがに空腹では力も出ないので、登り口でおにぎりを1つだけ食す。途中、シマエナガが見られゴジュウカラが鳴いていた。
9:05 前回と同じ場所で待機する。西側の小さな岩にもトドは見られない。すべて北に帰ったのだろう。代わりにウミウが陣取っている。
 早速、サーモスに入れたコーヒーで一服しようとしたが、ザックのサイドポケットに入れたはずなのに見当たらない。転んだ際に落としたようだ。一気にテンションが下がった。



 13:53 何やら聞き覚えのある声だと思ったら夏鳥のイワツバメが2,3羽上空を飛んでいる。例年よりも随分と早い印象だ。


 意中のハヤブサは全くでない。エゾライチョウがしきりに鳴いているのだが姿が見えない。余りに暇なので足跡を辿って転んだ場所までサーモスを探しに行ったら、幸運にも見つかった。
 15:06 撤収しようとした矢先にオジロワシの羽色も斑な若い固体が、東から西へと飛び去り森へ入ったようだ。
もう北へ帰ったと思っていたが、4月のこの時期まで海ワシを確認したのは初めてだろう。



15:41 西側の尾根から下山していると、左手の林内からエゾライチョウの声が聞こえる、鳴いている方向に歩をすすめるが、枝に紛れて中々見つからない。望遠レンズを向けると雄鳥だった。南に伸びた小高い尾根をはさんで雌鳥と鳴き交わしているようだ。この辺で営巣するのだろうか。



15:12 ミサゴが今年も南から営巣地へと戻ってきた。


 峠まで下りると、トドのような轟きが聞こえた。まだ居残っているのかもしれない。昨年はゴールデンウィークまでいたのでありえなくはない。
 そのまま下山しタイミングよく来たバスに乗り込んで帰宅した。

2017年4月10日月曜日

3月29日 待っていたハヤブサ

2017年3月29日 晴  



5:20起床 朝食後に外出。コンビニで昼食を買いバスに乗車。
8:52 高台から入り江を確認したがアザラシはいない。シノリガモの群れが見られた。




 北側の大きな岩には既にトドはいなかったが、手前に1頭泳いでいた。


 ここから山頂に向かう。和かんじきを用意してきたがなくても登ることができた。ハヤブサが交尾する岩に着いたが、昨年同様、既に他のカメラマンが構えていたため、その下の別の岩に降りることにした。
 10:38 崖下を見下ろすとトドが1頭泳いでいる。


 西の小さな岩にはトドがあがっていた。


10:58 ソレルの防寒ブーツにカイロを入れ、綿入りのパンツとダウンジャケットを着込んだ。サーモスに入れたコーヒーをチタンのマグカップに注いで一息ついていると、いつの間にか眼前の岩にハヤブサがとまっている。大きさから雄と思われる。10分余りして飛び去った。


11:28 崖下の岩を何度か飛び交う。


12:35 先ほどのカメラマンがまだいるのか確認しようと思い、先ほどハヤブサがとまった岩の手前まで降りたところ、頭上でけたたましくハヤブサが鳴いた。しかしハヤブサの姿はどこにもない。眼前の岩をよく見たら、なんと7メートル程のところにハヤブサが顔を覗かせていた。


 尻を着けたままそろそろと右に移動しながら静音シャッターを切る。30分余りで飛び去る。おそらく先ほどとまった個体と同じだろう。


15:20 西の小さな岩のトドはいなくなっていた。
15:50 撤収。西側を下山し、丁度来たバスに駆け込んで帰宅する。