2017年5月16日火曜日

5月6日 凛とした眼差し



5月6日土曜日 薄日が射したり曇ったり

 株式の遺産相続手続きや歯医者、父の納骨などもあり18日ぶりのフィールドとなってしまった。
 5:00ごろ目覚めるも体が重くて朝食後の10時に出る。
ソレルの防寒靴からメレルのトレッキングブーツで歩いて行く。
 途中の車道脇で、美しい新緑に混じりアオジの雄と遭遇する。


残念ながらエゾヤマザクラの見ごろは過ぎていたが、平地と違いまだ咲き残っているものもあった。



11:30に撮影地着。オオカメノキ開花
エゾライチョウが今日も鳴いているが決して姿を現さない。


12:39 トビが樹皮のような巣材をくわえていた。


13:49 ミサゴは朝と昼の2回出ただけだった。



 昼ごろに営巣地でハヤブサが一度鳴いたが、2:28にようやく姿を現した。こちらに向かってきて岩陰に隠れたかと思いきや、目の前の岩に止まった。予期せぬ所に人がいたせいか、少し驚いているようにも思える。



 ここの個体は喉に膨らみがあるが、この個体はすっきりしているので、別の個体のようにも思える。眼光鋭く精悍な印象だ。そのせいか30秒程で飛び去ってしまった。


崖下の新緑に映えるムラサキヤシオ


ミサゴ抱卵中



17:50 日没1時間前、ハヤブサが営巣地に戻ってきた。撤収 
19:00 徒歩で帰宅 

アマツバメ今期初認

着用装備
上衣:アンダーシャツ3枚、ソフトシェル、中厚手のダウ 
   ン、アルパインジャケット、中厚手手袋
下衣:タイツ、ソフトシェルパンツ、アルパインパンツ

レンズ:300mm、テレコン1.4

 2日後の夜、喉がやたらと痒いと思ったら草かぶれだった。知らずにウルシの芽吹いた葉のそばにいたのかもしれない。顔も腫れてきて試合後のボクサーのようだ。1,2週間は痒みに耐えなければなるまい。

2017年4月27日木曜日

4月25日 営巣地の林内に戻ったハヤブサ





2017年4月25日 晴のち雨 
 なんだかんだと19日ぶりの撮影となってしまった。前夜のうちに装備を準備し10:30には寝床に着いたせいもあって、日の出には1時間も早い3:34に目覚めた。小さなバナナを2本食べて4:37に家を出る。当然バスはないので、ソレルの重い防寒靴を履いて歩いて行く。途中のコンビニで2食分買う。
 5:38 登山途中ミサゴの営巣地を確認すると番でとまっていた。


5:51 山頂に辿りつき大きな岩を確認するとトドが1頭だけ寝そべっていた。


 撮影地点には6時に到着した。インナーダウンの上にアルパインパンツを履き、ダウンを着て準備を整える。
 朝方はウソがはかなくも美しい声で鳴いている。シジュウカラの群れが枝をつたって頻繁に北えと過ぎていく。時折、美しいオリーブ色をしたメジロも3羽ほどの群れで過ぎていく。ヒヨドリも甲高い声で鳴きながら姿を見せる。
 7:49 崖下の海上をミサゴが飛ぶ。


 天気は良く風もなく穏やかだったが、風が吹きすさぶようなって寒くなってきた。白金カイロに火を入れてきて良かった。しばらくして風は止み、気温も上がり、横になったりしてくつろいでいた。上下のダウンを脱いでも暑いぐらいだ。日中、イワツバメは数十羽と数を増していた。イソヒヨドリが岩場に姿を見せたがすぐに逃げた。
 ハヤブサは一向に現れず、シャッターチャンスは全くない。7時間たった1時を過ぎたころ、さすがにあきらめかけて帰る時間を考えていたが、颯爽とハヤブサがやって来た。


13:20 営巣地付近の枝にとまった。木に止まるハヤブサを撮るのは初めてだ。大きさからも雄だろう。雌は抱卵に入っていると思われる。50秒程で飛び去った。
 突然、「ビュー」という激しく風を切る音がしたかと思うと、カラスを追い払っていた。ここをテリトリーとするハシブトガラスの番だ。30mはあるにもかかわらず、これほど強い風切り音をこれまで聞いたことがない。その後もたびたび見られた。



その後、ミサゴも何度か姿を見せるようになった。



 予報どおりくもりだし3:15に撤収。すぐに雨が降り出し、ザックにレインカバーをかけて、高台の方に下山した。道沿いにいくつもカタクリが咲いていた。



 木本のナニワズも2,3株見られた。


 高台からはアザラシもトドもいな確認できなかった。初冬には居たという事だったので早々に北に向かったのかもしれない。今年はアザラシを見る事ができなかった。
 4:10のバスで帰宅。用意した防寒グローブは使わずじまいだった。

その他の主な確認種:コゲラ、アカゲラ、ハシブトガラ

2017年4月13日木曜日

4月6日 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR レンズ デビュー

 ニコンのキャッシュバックキャンペーンが3月末まで延長になったことで、いつかは買おうと決めていた300mmF4レンズと1.4倍のテレコンバーターを前倒しで購入した。
 同型のレンズでは他社より格段に軽い755gの軽量コンパクト化を実現した。ちなみにキャノンよりも435グラムも軽い。なんとフードを付けたままでもザックに横向きで詰められる。
 2万円の返金により、自然故障・物損の保険料込みで23万円ほどで、金銭的には非常に厳しくなったが、どうせ買うなら今でしょ、と勝負にでた。
 

2017年4月6日 朝のうち晴のち曇

 予報では午前中は晴であったこともあり、思い切って撮影に出ることにした。ザックに新しいレンズを詰め、朝食を食べずに7時過ぎに家を出た。コンビニで朝と昼の食事を買い朝1番のバスに乗る。
 7:56 高台から入り江を見渡したがアザラシはいない。大きな岩にはもうトドはいなかったが、岩の一角に夏鳥のウミネコがオオセグロカモメやウミウに混じって群れを成していた。



 ハヤブサを求めて山頂を目指す。さすがに空腹では力も出ないので、登り口でおにぎりを1つだけ食す。途中、シマエナガが見られゴジュウカラが鳴いていた。
9:05 前回と同じ場所で待機する。西側の小さな岩にもトドは見られない。すべて北に帰ったのだろう。代わりにウミウが陣取っている。
 早速、サーモスに入れたコーヒーで一服しようとしたが、ザックのサイドポケットに入れたはずなのに見当たらない。転んだ際に落としたようだ。一気にテンションが下がった。



 13:53 何やら聞き覚えのある声だと思ったら夏鳥のイワツバメが2,3羽上空を飛んでいる。例年よりも随分と早い印象だ。


 意中のハヤブサは全くでない。エゾライチョウがしきりに鳴いているのだが姿が見えない。余りに暇なので足跡を辿って転んだ場所までサーモスを探しに行ったら、幸運にも見つかった。
 15:06 撤収しようとした矢先にオジロワシの羽色も斑な若い固体が、東から西へと飛び去り森へ入ったようだ。
もう北へ帰ったと思っていたが、4月のこの時期まで海ワシを確認したのは初めてだろう。



15:41 西側の尾根から下山していると、左手の林内からエゾライチョウの声が聞こえる、鳴いている方向に歩をすすめるが、枝に紛れて中々見つからない。望遠レンズを向けると雄鳥だった。南に伸びた小高い尾根をはさんで雌鳥と鳴き交わしているようだ。この辺で営巣するのだろうか。



15:12 ミサゴが今年も南から営巣地へと戻ってきた。


 峠まで下りると、トドのような轟きが聞こえた。まだ居残っているのかもしれない。昨年はゴールデンウィークまでいたのでありえなくはない。
 そのまま下山しタイミングよく来たバスに乗り込んで帰宅した。

2017年4月10日月曜日

3月29日 待っていたハヤブサ

2017年3月29日 晴  



5:20起床 朝食後に外出。コンビニで昼食を買いバスに乗車。
8:52 高台から入り江を確認したがアザラシはいない。シノリガモの群れが見られた。




 北側の大きな岩には既にトドはいなかったが、手前に1頭泳いでいた。


 ここから山頂に向かう。和かんじきを用意してきたがなくても登ることができた。ハヤブサが交尾する岩に着いたが、昨年同様、既に他のカメラマンが構えていたため、その下の別の岩に降りることにした。
 10:38 崖下を見下ろすとトドが1頭泳いでいる。


 西の小さな岩にはトドがあがっていた。


10:58 ソレルの防寒ブーツにカイロを入れ、綿入りのパンツとダウンジャケットを着込んだ。サーモスに入れたコーヒーをチタンのマグカップに注いで一息ついていると、いつの間にか眼前の岩にハヤブサがとまっている。大きさから雄と思われる。10分余りして飛び去った。


11:28 崖下の岩を何度か飛び交う。


12:35 先ほどのカメラマンがまだいるのか確認しようと思い、先ほどハヤブサがとまった岩の手前まで降りたところ、頭上でけたたましくハヤブサが鳴いた。しかしハヤブサの姿はどこにもない。眼前の岩をよく見たら、なんと7メートル程のところにハヤブサが顔を覗かせていた。


 尻を着けたままそろそろと右に移動しながら静音シャッターを切る。30分余りで飛び去る。おそらく先ほどとまった個体と同じだろう。


15:20 西の小さな岩のトドはいなくなっていた。
15:50 撤収。西側を下山し、丁度来たバスに駆け込んで帰宅する。

2016年11月14日月曜日

浜辺に寄って来たシノリガモ


2016年11月11日 金曜 晴時々曇 最高気温4.9℃ 平均風速2.6m 東風 日照時間7時間 日の出6:21 日の入16:16 満潮12:40

5:00起床 7:30外出 セイコーマートで昼食を買い7:51のバス乗車 

8:20 高台に着くとハヤブサが現れ、お決まりのアンテナにとま
    った後、西の山に飛び去る。



どの岩にもワシなどは止まっていなかったので、入り江に降りてアザラシが来るのを待つことにする。シノリガモが10羽程いる。

 9:33 ハクセキレイの幼鳥が成鳥と共に現れる。



9:57 今冬ウミアイサ初認 雌 


10:37 ゴマフアザラシは一向に現れなかったが、シノリガモの
    ペアがこちらに近づいてくる。少しやんちゃそうな目が可
    愛い雄だ。



後ろから雌がついて来る。

11:39 ヒメウ今冬初認




12:30 ハヤブサがハクセキレイのような小鳥を追って現れる。
             満潮時間帯は海水が足元まで達する。しかし背後が石
      垣で避けることもできないが、何とか持ちこたえる。


13:20 背後の崖に早くも日が隠れたので撤収する。  
    他にはウミネコ1羽確認
11:39 近くの漁港に移動すると、カンムリカイツブリを1羽確認

シノリガモも多数確認


14:41バス乗車 15:00帰宅 1万歩 寒さと老化のためか崖を降りる際、両膝に軽い痛みを感じたが、スクワットをして改善を図ることにする。

2016年11月6日日曜日

冬の使者オオワシ到来


2016年11月2日 水曜 晴時々曇 気温6℃ 日没16:26
アザラシが来ているとの情報があり入り江に向かう。
9:30 外出 途中セイコーマートで昼食を買う。駐車場で突然軽乗用車がバッグしてきて轢かれそうになったが左手で車両を叩いたら止まった。運転していた50代くらいの女を見やったが頭1つ下げないのには憤慨した。時間がないのでやり過ごした。とにかく無事で良かった。9:55 バス乗車

10:15 高台に到着、遠方の岩頂を見ると見事な成鳥羽のオワシがとまっていた。こんなに早く確認するのは初めてで、この岩にとまったのも見たことがない。
 

 
入り江を確認するとアザラシはいなかったが、遠くて判然としないもののアカエリカイツブリのような個体が1羽、シノリガモ雌1羽確認。
 よってアザラシ撮影の予定を変更し、山に登りオオワシのいる岩の上に向かった。


10:52 急斜面を降りていくとオオワシが見えた。さらに降りてガサゴソと藪と格闘しているうちに警戒されたのか、途中で姿がなくなっていた。その後一度も現れず、南下途中の可能性もあるだろう。
 

11:00 撮影地に到着。下着が汗ばんで寒かったが、真冬用のダウンとオーバーパンツを着込むと解消した。遠方の岩頂にハヤブサ確認。
11:17 既に消失


11:28 両翼の先が黒いのでセグロカモメと見られる。南へ向かう。今冬初認。


11:44 再度ハヤブサが岩にとまる。12:10 既に消失


12:31 今度はハヤブサが海上の岩にとまる。12:51 までは確認したが 13:07 既に消失


14:01 北東からの風が常時ススキを揺らし、寒くて風当たりの弱い岩陰に移動する。ダウンのフードももって来るべきだった。イソヒヨドリ雄が突然岩場に現る。まだ残っていたのか、渡り個体だろうか。


14:31 ミサゴの営巣岩にハヤブサがとまる。ここにとまるのは始めてみる。


16:24 日の入りが迫っている。頭のシルエットしか見えないが、まだとまっている。塒(ねぐら)入りを見とどけたかったが、ヘッドライトを用意して来なかった。帰りの急斜面を登るのが不安なこともあり撤収する。ここを塒にするのだろうか。海岸から高台へ登って帰る。アザラシの姿なし。
17:10 バス 17:30 帰宅   9597歩