ニコンのキャッシュバックキャンペーンが3月末まで延長になったことで、いつかは買おうと決めていた300mmF4レンズと1.4倍のテレコンバーターを前倒しで購入した。
同型のレンズでは他社より格段に軽い755gの軽量コンパクト化を実現した。ちなみにキャノンよりも435グラムも軽い。なんとフードを付けたままでもザックに横向きで詰められる。
2万円の返金により、自然故障・物損の保険料込みで23万円ほどで、金銭的には非常に厳しくなったが、どうせ買うなら今でしょ、と勝負にでた。
2017年4月6日 朝のうち晴のち曇
予報では午前中は晴であったこともあり、思い切って撮影に出ることにした。ザックに新しいレンズを詰め、朝食を食べずに7時過ぎに家を出た。コンビニで朝と昼の食事を買い朝1番のバスに乗る。
7:56 高台から入り江を見渡したがアザラシはいない。大きな岩にはもうトドはいなかったが、岩の一角に夏鳥のウミネコがオオセグロカモメやウミウに混じって群れを成していた。
ハヤブサを求めて山頂を目指す。さすがに空腹では力も出ないので、登り口でおにぎりを1つだけ食す。途中、シマエナガが見られゴジュウカラが鳴いていた。
9:05 前回と同じ場所で待機する。西側の小さな岩にもトドは見られない。すべて北に帰ったのだろう。代わりにウミウが陣取っている。
早速、サーモスに入れたコーヒーで一服しようとしたが、ザックのサイドポケットに入れたはずなのに見当たらない。転んだ際に落としたようだ。一気にテンションが下がった。
13:53 何やら聞き覚えのある声だと思ったら夏鳥のイワツバメが2,3羽上空を飛んでいる。例年よりも随分と早い印象だ。
意中のハヤブサは全くでない。エゾライチョウがしきりに鳴いているのだが姿が見えない。余りに暇なので足跡を辿って転んだ場所までサーモスを探しに行ったら、幸運にも見つかった。
15:06 撤収しようとした矢先にオジロワシの羽色も斑な若い固体が、東から西へと飛び去り森へ入ったようだ。
もう北へ帰ったと思っていたが、4月のこの時期まで海ワシを確認したのは初めてだろう。
15:41 西側の尾根から下山していると、左手の林内からエゾライチョウの声が聞こえる、鳴いている方向に歩をすすめるが、枝に紛れて中々見つからない。望遠レンズを向けると雄鳥だった。南に伸びた小高い尾根をはさんで雌鳥と鳴き交わしているようだ。この辺で営巣するのだろうか。
15:12 ミサゴが今年も南から営巣地へと戻ってきた。
峠まで下りると、トドのような轟きが聞こえた。まだ居残っているのかもしれない。昨年はゴールデンウィークまでいたのでありえなくはない。
そのまま下山しタイミングよく来たバスに乗り込んで帰宅した。