これまでは車がなかったため、朝の散歩は近所に限られていたが、この春に購入した電気自動車リーフでちょっと遠くまで足を延ばすことができるようになった。
早朝、車外温度は2℃と冷え込んでいるものの、天気は良く晴れている。10分ほどで海沿いの森に着いた。朝食前なのでバナナを食べておく。車を降りると早速、聞き覚えのある複雑な旋律が聞こえる。高木の梢にとまりしきりにさえずっている。望遠レンズで見ると、やはりクロツグミだった。
クロツグミは近くにきそうもないので、海に平行して続く遊歩道を進む。わずかに起伏があるものの、息切れするようなことのない楽な道だ。
折り返しの分岐点が近づくと、突然、エゾリスが走ってきた。右手前の木陰に隠れたがまた出るだろう。木に登って現れたがすぐに森の奥へと姿をくらました。
6時58分
帰りの道すがら、カラスの巣よりも大きな皿巣を発見した。また来た際には忘れずにチェックしよう。
リーフに戻った時には、すでにクロツグミの姿はなかった。今は亡きニコルさんの「生き物というのは、端っこにいる。」という言葉を思い出した。